
木工や家具の世界では、「蟻桟(ありざん)」や「ほぞ」 と呼ばれる伝統的な工法が使われていましたが、現在ではほとんどこれらの工法を見ることができなくなりました。作成するのに手間がかかりすぎるのと、大量消費物には向いていない工法であるからです。
あまりにも見かけなくなってしまったので、これらの工法は「匠(たくみ)の技」とも言われるようになっています。しかし、実を言うと、サザンツリーではこの「匠(たくみ)の技」である、 「蟻桟(ありざん)」や「ほぞ」と呼ばれる工法を当たり前のように取り入れています。
なぜならば、それらの工法こそが、本当に木のことを考えた工法だからです。昔から使われてきた工法は、手間がかかるという欠点はあるものの、いい物を長く残すためには必要不可欠な技術でもあります。