最近の家具は、いろいろな要因があって一本の木から切り出された板を１００％使う“贅沢”な使い方はあまりしません。
木屑を固めたボードに合板を貼りつけたものや、木枠を組んで薄い板を貼りつけたフラッシュといわれるものが多いです。
大量生産したり、軽量化したり、価格を下げるには、そうやって一見「板」に見えるけれども、実はそうではない、という手法を取ってコストダウンを計っているのです。
安く買って使い捨てするには、そのような貼り物の家具の方が都合がいいのです。
店舗など定期的に店内のレイアウトを変更したり、数年で使い捨てる場合など、また壁一面の棚など軽量を求められる場合などは、フラッシュの方が向いています。
しかし、サザンツリーが扱うのは、“本物の木”です。一本の丸太から切り出して板にした、純粋な“無垢の木”です。叩いてみれば、密度が違うことが分かります。持ってみれば、重量が違うことが分かります。
しかも、質の高い本桜を使っていることにご注意下さい。本桜は蓄積量が少なく、それ故に稀にしか使われない質の高い材質です。
どれほど少ないかというと最 近丸太市で取引された材木の全体の１％にも満たない、わずか0.3％ほどだそうです・・・。
試しにお近くの家具屋に行って、本桜で作られた家具があるかど うか聞いてみて下さい。おそらく、あなたはそれを見つけることができないと思います。
一般的に入手困難な材料で私自身、無垢の本桜の家具は見たことがありません。本桜に質のよく似た樺やミズメなども「桜」と呼ばれていますが全く別物で桜ではありません。
それらと区別するため「桜（山桜）」のことを「本桜」と呼びます。
サザンツリーは、その本桜を多く使い家具を作っています。そして、それはすべて北海道産の材質です。確かに本桜やナラ、ウォールナットなどの無垢材を使った家具はフラッシュ家具と比べると驚くほど高く、買うのに勇気が入ります。
でも考えてください、使い捨てではないのです。もう一生買い換える必要がないのです。
そう思うと決して高くはないですね。
本物を知ってしまうと、今まで自分が買っていた大量生産品が、いかに「安っぽい」ものだったかが分かります。本物とは、そのような存在のものなのです。
“無垢の家具”と言う聞き慣れない言葉があります。何も足さない、何も引かない、本当に自然の木から切りだした木で作ったものが“無垢の家具”です。
サザンツリーではそんな無垢の木のみを扱うことにしています。（だからといって引き出しの底板や背板にまで無垢の木を使用する必要はないと思います。）
あなたも本物の美しい木を活かした、安全で優しく本物の家具を手に入れてみませんか。サザンツリーでは、あなたの生活に合う家具を提供することができます。
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SOUTHERN TREE サザンツリー 南 智之
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